蜂に刺された人のために、なにか書いておこう。でも蜂に刺されたらこんなとこ来る前に病院行った方がいいよネ！
私の場合手の甲を刺されたんですけど、刺されるところを見てないので、30分後に人に聞くまでは蜂に刺されたことに気づきませんでした。背中を掻こうとして、手のひらが表になるように背中に手をやったんですね。そしたらパチンとかパツンとかそんな感じに音がして、手の甲に猛烈な痛みが襲いました。ちょうどはめていたぶっといバングルの加減もあって、筋を痛めたのだと思いました。それにしちゃあえらく痛いし赤い点がみるみる赤くなっていくんですけども・・・。この時点で気づくはずなんですけど、赤いのは内出血だと思いこんでるしまさか蜂に刺されるなんて思ってもみないし、なによりも私はレンタルビデオ屋の半額デーのことしか頭にないものですから、『ミナミの帝王ヤング編 金貸し 萬田銀次郎』を借りに行くことに一生懸命でした。そうするうちに、今考えるとショック症状だったのだと思うんですけど、体がだるく息が苦しくなって、それは口でハァハァ息をしないと苦しいくらいに。通りすがった母子にちらっと変な目で見られた気がしたので、ハンカチで汗を拭いたりあっつーと言ってみたり、暑いんですよアピールをでやり過ごしました。手は痛いんだけど、頭では、こんだけ疲れてるんだから帰ったらビールがおいしいだろうなあ！ジュルル！みたいな。それからも、赤い点は針でつつかれるような痛みと手全体がずーんと重いような痛みが続きます。まわりに小さな斑点が広がり、ようやくこれはきっと尋常じゃないと気づきます。ばったり会った近所のおばちゃんに見せたら、虫に刺されたんじゃないんねこれ！と。おばちゃんのテンションが一気に上がってしまったので、いや、そんなたいそうなことじゃなくてものすごく変な筋を変な風に痛めたんだと思うと話すと、どこでこうなったんね！とおばちゃんのテンションは治まらず、場所を言うと、じゃあ蜂かもしれんよ！あの辺は蜂を飼っとる人がおるんよ！病院行こう病院！とおばちゃんのテンションはあがる一方です。というか蜂なんか飼ってる人がいるのか！チクチク痛いのも息苦しいのもなんかだんだん痺れてきてるのも、まぁ蜂は大げさにしても大きい虫に刺されたショック症状的なものだと考えれば辻褄があうかもねって話をして急いで10年ぶりの皮膚科に駆け込みました。おばちゃんのテンションはぶち上がったままでしたけど。アルコールNGと言われたので、楽しみにしていたビールもパーです。手は痛いわ毎日の楽しみはダメになるわミナミの帝王は貸し出し中だったわ踏んだり蹴ったりです。
という昨日の話です。
