キュロットなんだって。2

懲りもせず2が始まったよ。

『謝罪の王様』を観たよ。

阿部サダヲと監督がサプライズ登場したよ。思わぬところから登場したせいでいきなり目の前に阿部サダヲがいてポカーンとしてしまった。テレビと同じ顔してるわあとか、阿部サダヲってホントにいるんだなあ、とまじまじと見てしもうた。映画前に話を聞けたんだけど、楽しくて、2人が捌けたらもうすっかり満足しちゃってて、わたし一瞬帰ろうとしたからね。ああそうだった、わたし映画観に来たんだったわ、と。阿部サダヲのサービス精神が伝わって嬉しかったなー。『あまちゃん』終わる日に映画が公開するからちょうどいいね的なことを言ってました。監督はオフレコレベルの話がポンポン出てた。地元だからってサービスしすぎだよ・・・!日テレの人なのにあそこ相手にそんなこと言って大丈夫ですかとかちょっとヒヤッとしちゃうからあああ。
以下ネタバレ含みます。











クドカンのセリフと阿部サダヲはハマるし井上真央は芸達者だしで、笑いどころは多いです。ただ後半からの尻すぼみ感パねっす!観賞後の脱力感ったら・・・!な、なんやったん・・・ていう・・・。映画前の話のおかげでだいぶ温まってた観客の熱が、冷めていくのがわかるんよ。エンドロールの頃にはだいぶひんやーりしてた。最初は大袈裟なくらい笑いが起こってたのに。あんなに堂々としつこく大人の事情を見せられるのはちょっと斬新ですね・・・。謝罪文化の風刺はすごくわかる。誰になにを謝ってるの?っていう状態を皮肉りたかったのは伝わるんだけど、後半の話の流れはもう無理やりがすぎて、ふわ〜っと終わった。この題材を物語にする必要があったんだろうかなーと唸りながら帰りました。性質的にコントの方が合いそうなんだよなー。コントならアンジャッシュとかがやってそうか。
パスカルラスカルのくだりと、みなみなみの似顔絵が結構似てたのがツボった。岡田将生のセクハラっぷりは、この役なんで岡田将生なんだろうという思いがずっと消えないんだけどおもしろかった(オノマチえろいにはちょう同意だ!!)。前半は畳みかける笑いどころとテンポの功かなー。正直、この役なんで?っていうキャスティングは井上真央竹野内豊もなんだよね・・・。いったいどれだけの大人の事情がごにょごにょ!黒島のセリフに出てくる「謝ってほしいと思うのは、許したいから」はハッとしてグッときた。エリート(エリートて・・・!)の「七光らせてみろ」はなかなか深い。